宅建合格体験談

高卒で地頭の悪い私が宅建士になりバリバリ働くようになった話

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今回は売買系の不動産会社で働く方に、宅建士を取得して不動産業界に飛び込むまで実際の話を執筆してもらいました。

宅建士を目指すことになる背景も様々ですね。

 



前職は工場勤務の貧乏サラリーマンでした

私は30代の売買仲介を専門でやっている不動産会社で働く営業マンです。

実は私は今でこそ結婚して子供もおり、売上も会社でナンバー1になるほどの売上を上げ年収1000万円を超える営業マンとして働いていますが、以前は工場勤務をしており、年収300万円で働くごくごく一般的な貧乏サラリーマンでした。

 

よく驚かれるのが私は高校卒業してからすぐ就職しているので大学には行っていません

もちろん高校時代は学年でも下の方の成績ですから、地頭がいいわけがありません。

 

そんな私が宅建の資格を取り転職した後に、売上をしっかりあげてトップ営業マンになり、自分の人生を変えた体験お話したいと思います。

 

かんたん説明

高卒で特に資格も持っていない

学歴が無いから就職は無理だろう

 

と思っている方へ就職する際の参考になればと思います。

 

 

 

無計画に生きていた高校~フリーター時代

私は地元の定時制の高校に通っておりました。

 

かんたん説明

母子家庭で育ったため昼間はアルバイトをしてお金を稼ぎ、夜は学校に通う毎日

 

でした。

 

特に学校での成績も良くなく、友達も素行の良くない友達が多かったので、勉強する事なんて無かったですし、テストの成績もよくありません。

高校卒業後は就職していく友達もいましたが、そのままホスト等夜の世界に飛び込んで行く人も多かったです。

 

高卒で学歴が無いから、就職活動で簡単に受かる事も無いだろうと半ば諦めムードだったこともあり、私は高校卒業後は以前から勤務するコンビニで仕事を続けるいわゆるフリーターでした。

高校卒業後もずっとフリーターとして過ごし、フラフラする日々が続きました。

特に就職したいと思ったことも無かったので、そのままアルバイトをしていました。

 

しかしある日、母が倒れました。

 

自分が苦労をかけたせいかもしれないと思い、これはお金を稼がなきゃいけないと真剣に思うようになりました。

ドラマのような話ですが、実際に自分の身に降りかかると本気で焦るものです。

 


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友人のツテでなんとか工場勤務に

しかし、高校卒業してフリーターとしてずっと生活してきたこともあり、学歴の無い私を雇ってくれる所はなかなかありませんでした。

たまたま地元の友達のお父さんがやっている工場で「就職先を探しているなら働いてみないか」というお誘いを頂き、工場で働かせてもらえることになりました。

たくさん給料をもらえるわけではないとわかっていましたが、まじめに人生を考え始めた私にとっては、やっとつかんだ正社員の道です。

 

今まで作業着を着てライン作業をする事を想像したことも無かったので、最初は戸惑いましたが、仕事を頂いたことへの感謝と母を少しでも楽にさせてあげたいと思う気持ちから仕事を頑張りました。

 

ただ、昔から何をしても効率の悪い私は仕事をスムーズにすすめる事が出来ませんでした

 

最初は作業も時間通りに終わらせることができませんでしたね。

やっとつかんだ正社員のポジションでしたが、毎日をただ平凡と過ごして行くことで自分の人生はこのままどうなるのかなと考える日々がまた続きました。

 

注意ポイント

当時の年収は300万円で、母の病院代を稼ぐには正直十分な金額では無かったです

 

母子家庭で育った私は母への愛情は人一倍強く、どうにかして母を楽にさせてあげたいと思っていました。

しかし、学歴も無く地頭も悪い私がすごい仕事につけるわけも無く、どうしようと毎日悩む日々が続きました。

 

そんなある日、本屋に行ったときのことです。

ふと資格の本コーナーに行った時に、宅建についての本がありました。

以前、友達が不動産屋で働いている話を聞いた時に、宅建の資格が無いとこの仕事は務まらないんだと言っていました。

 

ポイント

「もしかしたら、資格を取れば不動産業界では働けるのかもしれないな」

 

そんなことを考え、とりあえず宅建の本を買って帰ることにしました。

 

人生を変える宅建士試験との出会い

その本には「最短で合格する方法」と書いてあり、すぐに就職に使えるなと思いページを開く事にしました。

 

しかしそこで感じたのは、地頭の悪い私には到底ムリだということです。

 

宅建士の試験がどんな内容かも知らずに購入したのですが、そこに書いてあったのは法律関係がびっしり書いてありました。

宅建業法、民法、都市計画法、建築基準法律などなど。

高校卒業してフリーターになって以来一度も勉強なんてした事がありませんでした。

 

挙句の果てにこの内容は高校の教科書にも出てこない、勉強したこともないような内容ばかりでこれは絶対ムリだな。受かるわけがないとても難しい試験なんだ。と諦めていました。

買ったのはいいけど、そのまま3ヶ月ほどその本は放置されることとなります。

 

その後、たまたま不動産屋で働く友達と会うことがありました。

その際に、宅建の本を買ったことを話した所、その友人も全く法律関係を勉強したことが無かったが、しっかりと勉強したら合格したと言っていました。

受験制限は無いから誰でも受けることが出来るし、宅建の資格を持っていたら不動産業界では非常に優遇され、学歴も関係ないとも言われました。

 

正直その友人も高校時代の自分と変わらない位の成績だったので、もしかしたら本気で勉強をしたら自分にもチャンスがあるかもしれないと思い、改めて勉強をするために放ったらかしにしていた本を開くことにしました。

 

宅建士試験の概要

本格的に勉強を始めようと思った私は、まずは宅建士の試験の概要を調べることにしました。

宅建士の正式名称は宅地建物取引士といって、弁護士や税理士と同じ士業に最近変わったようです。

 

難易度は弁護士程難しい事はありませんが、簡単な試験では無く、受験資格も特に必要が無いので主婦の人から大学生・社会人と幅広く受験しているようです。

 

試験は10月に実施され、年に1回しかチャンスがありません。

絶対評価で合格するわけでは無く、年度によって合格点が違い、10%~15%程度の合格率になるように合格点が毎年決まっています。

問題が簡単な年は36点など高得点が合格基準点になりますが、問題が難しい場合は30点前後が合格点になるようです。

大まかに7割前後を取れれば合格する事が出来る事がわかりました。

宅建試験の難易度ってどのくらい?おすすめの勉強法は?

 

 

1回目の宅建士試験までの道のり

宅建士の資格がなぜ、不動産業で重要視されているかと言うと、宅建士の資格が無ければ行ってはいけない業務があるからです。

重要事項の説明といい、住宅を賃貸で借りる場合等仲介業務では重要事項説明を行わなければならないと法律で定まっております。

この業務を行えるのは宅建士の資格を持っている人だけしか出来ないという事があり、不動産業界ではこの資格が非常に重宝されています。

私の友人も不動産業界で働いているそうですが、不動産業界は売上至上主義である場合が多く歩合制を採用している会社も多数あるようです。

この場合学歴が重視されることは無いので、高卒の私でも就職に使える資格なのは間違えありませんでした。

 

かんたん説明

「不動産業界に転職して、年収を大幅にUPして、お金に困らない人生を送ろう。」

 

そう考えた私はついに宅建士の勉強を始めることを決意したのでした。

しかし、1ヶ月ほど自分で勉強を続けましたが、テキストを読んでも全然内容が頭に入ってきません。

それでも、理解できないのは地頭が悪いせいだと考え、工場勤務のスキマをぬって必死に勉強しました。

仕事をしてへとへとになったあとに家でテキストを開いて勉強するのはかなりつらいものがありましたね。

 

そしてついに迎えた試験当日。

気合・気力が十分な状態で試験会場に向かいましたが、

私は全く手ごたえを感じることができなかった私は、絶望にうちひしがられながら帰宅するのでした…

 

かんたん説明

「やはり地頭が悪かったら何をやっても無駄なんだな…」

 

そんなことを考えていましたが、完全に諦める前に、高校時代は同じくらい能力だった友人はなぜ宅建士に受かったのか一応確認してみようと考えたのでした。

 

地頭が悪いというのはただの言い訳にすぎない

諦めて元の生活に戻る前に、宅建士となり不動産業界で働く友人に一度話を聞くことにしました。

そこで言われた言葉は今でもしっかりと覚えています。

 

ポイント

「地頭が悪いなんてただの言い訳だ。お前の言う要領のいい奴は地頭が悪いやつの何倍も長い時間本気で向き合っているだけだ。」

 

友人が言うには、私と元々の能力は全然変わらないとのこと。

しかし、私と違って「食事・睡眠・仕事の時間以外は宅建士試験と向き合っていた。」と伝えられました。

 

地頭が悪いと諦めている私みたいな人は、少しの時間を勉強に充てただけで満足してしまっているのかもしれません。

友人は自宅で勉強するのはもちろんのこと。通勤時間や昼休憩の時間も宅建士試験の勉強をしていたと豪語していました。

根性論ではなく、私はやり方が間違っていたんですね。

 

自宅ではテキストで良いですが、スキマ時間はスマフォで動画や音声を聞いて勉強していたと教えてくれました。

 

私が購入したテキストも決して悪くないのですが、いつでもどこでも勉強するならスマフォで勉強できる教材じゃないとだめだと実感しました。

 

友人の言うことを信じて、もう一年だけ勉強してみようと決意したのでした。

 

2年目の挑戦は「スタディング(旧 通勤講座)」を使用

2年目に使用する教材はスタディング(旧 通勤講座)に決めました。

スマフォも使って勉強できる教材ではスタディング(旧 通勤講座)は最大手の教材で、その友人も活用していたものだったので、これで不合格ならもう宅建は諦めようと決意して勉強に臨みました。

評判を見てみてもどちらかといえば良いものが多く、私と同じような境遇の人が好評価を出していたのも決めての1つですね。

 

そこからは友人からアドバイスされた、「睡眠・食事・仕事以外は勉強に充てる」をモットーに本気で取り組みました。

 

試験内容は大きく4分野あり、宅建業法、権利関係、法令上の制限、税その他があります。

この中から50題の4択で問題が出題されるのですが、4択も鉛筆を転がして当たるようにはなっていなくて、4択のうちどれもあっていないという解答もあります。

すべての選択肢がわかっていないと答えられないので結果的にきちんと理解していないと解けないようになっているのが宅建試験です。

 

しかし一方で、宅建の問題は毎年同じような内容が選ばれている事も事実でした。

友人が言うように過去に出たような内容が実際に問題に登場することもあるので、過去問モード等を嫌になるほど繰り返すのが最善だと思い飽きるほどやり込みましたね。

 

ちなみにこの試験、

 

かんたん説明

不動産業界で働く人には5点免除される仕組みがあります。

 

講習を受けた人は5点免除になるので45点満点で試験が行われます。

この場合も合格点は同じなので、非常に有利なシステムです。

もちろん私はそんな恩恵は受けられないので、必死に勉強をするわけですが、不動産業界の人でも簡単に受からない仕組みなんだという事がわかりこの試験の難易度が高い事が身にしみてわかりました。

 

5点免除を受けたいなら先に不動産業界に就職しよう。高卒・フリーターでも紹介してくれるのは「ジェイック」。

ジェイック

 

 

私の試験合格までの勉強時間

インターネットで調べた所、合格する場合の勉強時間ですが期間としては3ヶ月から半年、勉強時間の目安は250時間から350時間という事でした。

結果から申し上げると地頭の悪い私は勉強の効率も悪かったのもあるかもしれませんが2年間で500時間くらいは勉強しました。

 

これは机に向かっているだけの時間も含めているので、ぼーとしている時間も含まれると思いますが、本当に人生でこんなに勉強したことは無いと思います。

 

工場で働く休憩時間にも音声を聞いて暗記し、トイレの壁にも暗記する内容を張り出し、通勤時間も動画を再生して勉強していました。

 

試験直前の8月に模試を受けたのですが、その時の判定は標準ラインより低かったのでかなり落胆しました…

しかし、年に1回しか無いチャンスなので、その模試の結果を見た後に自分で奮い立たせラストスパートをかけました。

 

結果、10月の試験を受けた後は合格するかもしれないという手応えをつかみました。

宅建の試験の合格発表は12月に入ってからです。

これは10月に試験をやった後1ヶ月以上、間が空くので受験した人は気が気でない気持ちです。

何を隠そう私もボーダーラインギリギリの点数という感じだったので非常にドキドキしました。

 

合格発表からの転職

12月の合格発表の時期になり、インターネットで自分の番号を探しました。

自分の番号に近い数字に差し掛かると心臓がバクバクしているのを感じましたね。

 

そして結果は………「合格」!

自分の受験番号が表示されているのを発見した私は思わず叫んでしまいました。

自分の力でやり遂げることがこんなに嬉しいとは本当に思いませんでした。

 

宅建士の資格を手にした私は、すぐに不動産業界に転職すべく仕事を探しました。

工場の社長さんは、私が休憩時間にも勉強していることを知っていたようで、転職活動を応援してくれたのが本当にありがたかったです。

転職することになりましたが、本当に良い社長さんのもとで働いていたんだなと実感しました。

 

求人を探すと宅建士の資格所有者優遇という文字が多数あり、面接にいくとすんなり仕事が見つかりました。

不動産業界はやはり離職率が高いです。

 

かんたん説明

そのため宅建士を持っていれば学歴関係なく就職しやすいです。

 

これは売上を上げることが出来なくて退職する人もいるからですね。

 

一方で売上さえ上げることが出来れば、高卒であろうが、学歴がなくてもお金を稼ぐことができる業界であることは間違いないです。

宅建士の資格は不動産業界に就職するならに非常に有利で一生食える資格ですよ。

 

私も工場勤務から、不動産の営業マンになり努力の結果もあるかもしれませんが売上ナンバー1になることが出来ました。

営業をしていても友人が私に言った

 

ポイント

「地頭が悪いなんてただの言い訳だ。お前の言う要領のいい奴は地頭が悪いやつの何倍も長い時間本気で向き合っているだけだ。」

 

を思い出し、他人の何倍も営業に向き合い本気で取り組んだ結果だと思っています。

 

その結果お金も稼げ、今では結婚して子供もおります。

友人の言葉と宅建士の資格がそれまで微妙だった私の人生を変えてくれました。

しかし、決して簡単な試験ではありませんでした。

それでも誰でも勉強すれば受かる可能性がある試験ですし、勉強する価値もあると思います。

受からないと思っている人でも、勉強をコツコツと頑張れば必ず結果が出てくれる試験です。

 

自分の人生をやり直したい、フリーターで特に資格も持っていないという人は是非この資格にチャレンジして不動産業界で働く事を考えてみてほしいと思います。

 

あきらめてそのまま過ごすか、人生のうち500時間程(私以外なら300時間程度)本気で勉強に取り組み自分の人生を大きく変えるか、自分次第で道が切り開けるのが宅建試験だと思いますので是非頑張ってください。

 

高卒→ホワイトカラー就職を目指すなら「ジェイック」を使おう

宅建士を取得してから就職する際に使ったのが「ジェイック」です。

ここは高卒やフリーターがホワイトカラーを目指すときに力を発揮する転職エージェントです。

 

私は工場勤務だったので

ポイント

「スーツを着る仕事では当然誰でも知っているマナー」

が全くわかりませんでした。

 

ジェイックではその「当然知っているべきマナー」を研修を通じて教えてくれます。

 

私のような高卒だったりフリーターしか経験したことがない人は絶対に活用しましょう(利用者は無料です)。

 

就職先の紹介+社会人マナー研修があるのはジェイックくらいなので私にはぴったりの転職エージェントでした。

私は宅建士を取得してから動きましたが、大半の人は先にジェイック等のエージェントを使って就職してから勉強するみたいですね。(笑)

普通はお金がないと心に余裕がなくなり勉強もうまく進まなくなると思うので、しっかりした仕事を見つけてから試験勉強したほうがいいのかもしれませんよ。

 

 

ちなみに↓のサイトはジェイックの2chでの評判や悪評もまとめられているのでぜひ参考にしてください。

 

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