シングルマザーにとっての悩みのタネ「お金」。
正社員として働けなくては、自身のみならず大切な子どもの不幸にも繋がります。
ところが、ただ闇雲に求職活動を続けても正社員に就職することは難しいでしょう。
安定した雇用を得て、十分な収入を得る為には「資格の取得」がも必要になります。
目次
シングルマザーで正社員になれるのはたった32%!
「仕事に家事。おまけに子育て…」
シングルマザーとして生きる事は、言うまでもなく大変ですよね。
子どもが大きくなるにつれて、将来への不安や子育てへの悩みも増して行くでしょう。
中でも、最も大きな不安要素は「お金」や「将来」であり、その根元をたどると「正社員雇用」へと繋がって行きます。
正社員率たったの32%!統計情報に見る、シングルマザーの現実
厚生労働省の統計情報によると、シングルマザーの労働力人口はおよそ「86%」。
このうち、
かんたん説明
正規の職員や従業員として働いているシンママはたったの「32%」
です。
つまり、シングルマザーとして頑張っている方の多くは、パートやアルバイトなどの非正規雇用を中心として生活せざるを得ない状況です。
また、
注意ポイント
完全失業率が高く生活保護受給者も多いという現実も見逃せません。
シングルマザーを取り巻く現実は、想像以上に厳しいものなのです。
出典:総務省統計研修所 http://www.stat.go.jp/training/2kenkyu/pdf/zuhyou/single4.pdf
ブランクを嫌う日本社会。正規雇用の道は遠く。
広く知られていることではありますが、日本の労働環境は正規雇用と非正規雇用の収入格差がとても大きい点が特徴です。
収入や将来に不安を感じたシングルマザーの多くは、この現実を知り危機感を持って、正規雇用へと日夜努力を続けています。
ところが、日本の労働環境の特殊性は、その希望や努力を阻みます。
アルバイトやパートならいざ知らず、中途の正規雇用となると企業側は「ブランクや離職歴」を持つシングルマザーを極端に嫌い、あまり積極的に採用しようとはしません。
なぜでしょうか?
企業は役立つ人材を求めている
その答えは、企業が新卒採用と中途採用に求める要素の違いにあります。
会社と言うものは、中途入社の社員に対して、「会社にとって役立つ人材」であることを求めるのが一般的です。
つまり、中途採用で入ろうとする人には、「役立つ証明」が必要であり、それは職歴であったり資格であったりします。
考えてみれば、当たり前の話ですよね。
仮に、入社して役立つかどうかもわからない人材を正社員としてどんどん雇用する会社があるならば、
それは9割方、人材使い捨てをモットーにした「ブラック企業」なのです。
闇雲に行動するだけでは結果が得られない
では、立場の弱いシングルマザーがどのように振舞えば、良質な企業の正規雇用として働く事ができるのでしょうか。
残念ながら、この点において多くの方は誤った行動を取り、失敗を繰り返しています。
ポイント
☆雇用を求めるシングルマザーにありがちな、3つの過ち
1、まずは派遣からはじめて正規雇用を待つ
2、とにかく受かりやすそうな企業へ応募する
3、よさそうな求人が出てくるのを期待する
このような考えはどれも「失敗のもと」。
自ら幸せを手放す行為だと自覚するところからはじめましょう。
その理由は簡単。
これらの行動はいずれも「時期や運など、自分以外の要素をアテにした行為」であり、本質的には自身の実力を信用していないからです。
自分の実力を証明するものを手にすることなく、運に任せた面接を繰り返しても、良質な企業の正社員はなかなか勝ち取ることができません。
資格が人生を変える~意味ある資格の選択が大切~
さて、ここまでの章にて、正規雇用を勝ち取るには「会社から必要とされること」が重要だと述べ、その理由を説明してきました。
ところが、社会経験が乏しく、ブランクもある方がある日突然「会社から必要とされる人材」になるのは困難です。
そこで、私からオススメしたい対策は「資格の取得」です。
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悩める宅建女子へ贈る。女性のための宅建業界歩き方。
資格はアナタの人生や能力を客観化する
シングルマザーに限った話ではありませんが、就職において「資格」は非常に重要な存在です。
資格記入欄が存在しない履歴書なんてありませんし、面接官は必ず履歴書に記載した資格について触れてきます。
かんたん説明
資格は職歴と同様にその人が辿った人生を客観化し目に見える形に転化する大切な「情報」です。
実力や能力、その業界への知識などを、企業側へ効果的にアピールすることができるでしょう。
シンママに効果的!「医療事務」「簿記2級」「宅地建物取引士」
では、一体どのような資格を取るべきか。
当然悩むところでしょう。
資格を勉強するには時間もお金もかかりますし、世の中には無意味な資格が多いのもまた事実。
人に与えられた時間は無限ではありません。
失敗しない資格取得を目指すためにも、世の中のシングルマザーに人気の資格を比較検討していきます。
ちなみに世の中のシングルマザー人気な資格としてよくあげられるのは「医療事務」「簿記2級」「宅地建物取引士」の3つです。
医療事務は求人多数!しかし、その実態は…
最初にご紹介する資格は「医療事務」。
就職を目指すシングルマザーが必ずといって良いほど検討する資格試験です。
いくつか種類がありますが、どれも簡単で、受験者の大半は合格します。
医療事務の主な就職先は当然病院。
高齢化社会によりその需要は増加傾向にあり、求人情報は山と言っていいほど増えています。
当然、就職するという意味では役立つ資格の1つです。
ところが、医療事務資格の大半は医療系資格会社による、「民間資格」であることをご存知でしょうか。
国家資格ではないので、その資格がなければできない「独占業務」部分が無く、別に医療事務の資格がなければ医療事務ができないというわけではないのです。
(実際、無資格で医療事務を行っている人は多いです)
また、もう1つの欠点は雇用の不安定性。
医療事務を扱う資格学校は大抵の場合、「就職先サポート」というサービスで就職先をあっせんしています。
しかし、勤務先となる公立病院などの多くは、入札制で事務業を資格会社に回しているので、別の会社が落札企業となった時など、最悪の場合はそこで働く事務員が失業してしまうケースも。
必然的に、雇用形態が派遣社員や契約社員となりがちな点が、この資格の欠点です。
事務系人気資格「簿記2級」。しかし、競争率が高く、需要も減少。
続けて検討したい資格は「簿記2級」。
経理事務などに需要がある、女性に人気の資格試験です。
医療事務と同じく民間資格であるものの、合格率は10~30%前後とそれなりに難しいので、就職先などにアピールすることができます。
この資格で経理事務に採用されると正規雇用として雇われる事が多いので、安定性は抜群です。
ただし、近年は簿記2級の取得者が増えてきている点に加えて、会計で使うソフトウェアの高性能化に伴い、この資格の需要自体が失われつつあるというデメリットも。
就職競争率も高いので、簿記2級の他にエクセルの関数処理技能や基礎的な事務経験など、他にアピールすべき部分を持たなければ、資格を取っても就職が難しくなってしまうでしょう。
また、民間資格なので医療事務と同様に「独占業務」がない点も弱点です。
簿記対策講座で有名な教材「資格スクエア」は、会員登録(無料)をすることで体験講義が受けられます。
簿記に興味がある方はぜひどうぞ。
ベストチョイスの宅地建物取引士!安定雇用の正社員。
最後に検討したい資格が「宅地建物取引士」。
シングルマザーに一番オススメの資格です。
宅地建物取引士は、他の2資格と違い不動産取引に関する「国家資格」。
主に不動産業界で求められる資格であるものの、ローン系の金融企業やリフォーム建築業などにも一定の需要を有しており、取得すると幅広い会社に就職することが可能です。
また、宅地建物取引士は、この資格を持たなければできない仕事である「独占業務」を有した資格です。
詳細は次の章で述べますが、宅地建物取引士は不動産業界において様々な面で優遇的な扱いを受ける事ができるので、この資格を持つだけで就職採用率はググッと上がります。
年齢的にも幅広い方が受験していますから、30代以降の方でも安心です。
宅建をオススメする3つの理由! ~お金の問題はこれで解決~
シングルマザーに最もオススメの資格は、宅地建物取引士。
他の資格と比べてあらゆる点でお得ですから、この章でその内容を詳細にご説明します。
メリット1 雇用の大半は正社員。採用率も圧倒的。
宅建士は、一番気になる部分である「その資格で就職できるのか?」という点に最も応えた資格です。
不動産会社は宅建業法において、「事務所ごとに最低1名の宅建士を配置し、従業員5人ごとに1人の宅建士を維持しなければならない」という設置義務が課されています。
つまり、不動産会社としてやっていく為には、常に一定数の宅建士を雇っておかなくてはならず、この資格の需要を高める要因となっています。
「本当に?」と疑問に思う方。
試しに、今すぐ求人サイトで不動産会社の求人情報を検索して見て下さい。
ほとんどの求人票には「宅建士優遇」と記載されているはずです。
宅建は簡単な試験ではありませんから、不動産会社は常に宅建士を求め続けています。
中には宅建士が不足して「急募」と緊急性をアピールしている会社も。
そのくらい、宅建士は不動産会社になくてはならない存在なのです。
当然、雇用形態の大半は「正社員」です。
メリット2 給料は当然男性並!努力次第で手当がつく
不動産業界は、男女差別が少ない傾向にある点も特徴です。
営業職か事務職かにもよりますが、不動産業界には男性並みの賃金を得ている女性も珍しくありません。
また、主に賃貸分野において、営業職に就く女性が多い点も特徴です。
売買不動産の営業職ほどではありませんが、営業成績により手当がつく企業も多く、「働く楽しさ」を直に感じる事が可能です。
「宅建手当」がもらえます ~宅建士ならではのお得な手当~
宅建士ならではの特典として「宅建手当」が挙げられます。
不動産会社の多くは宅建士の離職を防ぐ為に、毎月のお手当として「5,000円~20,000円」もの手当を供出。
給料に上乗せとして「入社直後から」受け取る事ができるので、子育て期ママさんにはとっても嬉しい業界です。
正社員ならでは!ボーナスもしっかりと支給!
また、不動産会社の多くは夏冬ボーナスがしっかりと支給されます。
金額は会社によって変動するものの、高いところだと100万超えも。
派遣社員やパートで働くシングルマザーはボーナスなんて夢のまた夢。
大抵が無支給です。
そのような境遇と比較すると、宅建士で得られるメリットって非常に大きいですよね。
メリット3 事務でも営業でも大活躍!宅建士が持つ独占業務
「正社員」、「給料」と続いたあとは、「入社後の仕事」も気になるところですよね。
不動産業界は主に営業職と事務職のどちらかを募集しており、業務内容もそれぞれ異なります。
ところが、どちらの職種を選ぶにせよ「宅建士」は大活躍。
営業でも事務でも歓迎される資格です。
その理由は「独占業務」の存在です。
宅建士には、「契約書の記名捺印」や「契約前にお客さんに不動産の重要な説明(重説)」といった、独占業務が付与されています。
独占業務は宅建士以外の方が行うと法律で罰せられるという大変重要な仕事です。
もちろん、不動産契約を行う上で宅建士の独占業務は、必ず行わなくてはいけません。
つまり、宅建士を持っていると、営業職ならお店にきた自分のお客さんの契約を「一人で完結」できますし、事務職なら宅建を持っていない営業職の「契約のお手伝い」ができるんです。
もちろん、本来の仕事をこなさなくては評価されませんが、「宅建士だからできること」という資格のありがたみを、ダイレクトに感じる事ができますよ。
シングルマザーにおすすめの宅建士対策教材
宅建士は「正社員就職」から「給料アップ」に加えて、「就職後の活躍」まで約束してくれる、非常に優れた資格です。
他のシングルマザー向けの資格と比べると合格は難しいですが、決して不可能なレベルではありません。
また、営業から事務まで幅広く活躍する資格ですから、職業選択の幅が大きく広がる点もメリットです。
あなただけでなく、大切なお子さんの将来に備える為にも宅建士の取得は強くオススメします。
家事や育児に追われながら勉強することになるので、通常のテキストを開く余裕はあまりないでしょう。
そんな状況下で宅建士の勉強をするなら音声・動画に特化した教材が必須です。
「家事・育児をしながら」「ちょっとしたスキマ時間に勉強できるよう」に作られているスタディング(旧 通勤講座)なら、多忙なあなたでもしっかりと勉強できます。
私も宅建士に合格するために使ったテキストですので、興味があればレビュー記事もぜひ読んでみてください。
どうしてもすぐに正社員になりたいシンママへ
シングルマザーをやっていると、どうしてもお金がない日々が続きます。
アルバイトや派遣社員で生活しているならなおさらです。
そのせいでやむなく水商売をしているシンママの多いこと多いこと…
シンママがホワイトカラーの正社員になるには絶対に「ジェイック」を使うべきです。
ジェイックはリクルートやDODAと同様に就職エージェントとしての業務で仕事をあっせんしているだけでなく、
社会人としての基礎と言えるマナー講座等を無料で実施してくれます。
シンママが企業に正社員採用されない理由の1つが「社会人としての基本を知らないんじゃないか?」という企業側の不安です。
実際シングルマザーは色眼鏡で見られることが多いことはあなたが一番感じていると思います。
そこを解消してくれるのが「ジェイック」の研修です。
企業側は
ポイント
ジェイックが研修をしているのなら「社会人としての基礎力」は持っているだろう
と安心して採用できるのです。
もちろん資格をもっているに越したことはありません。
しかし、安定した生活があることが第一です。
そのあとに資格の勉強を始めても遅くありません。
注意ポイント
もしあなたがいま追い詰められているのなら必ず「資格」より先に「正社員就職」を優先しましょう。
利用者はジェイックをはじめとしたエージェントを無料で使えるので、就職活動をする際は必ずつかいましょうね。
↓の記事はジェイックの2chでの悪評等を公平にまとめています。興味がある人はぜひ確認してください。