宅建士に限らず、資格試験の勉強を始めるときに誰もが必ず悩む「勉強方法」。
だれだってできるだけお金はかけたくないし、短時間で合格できる方法で勉強したいですよね。
でも、1つの勉強方法が受験生全員の正解ではありません。
ここではあなたにあった宅建の勉強方法を見つけてもらうために、「独学」「スクール」「通信講座」の3つの方法のメリットデメリットを解説します。
ちなみに私は「通信講座」で合格しています。
目次
「独学」「スクール」「通信講座」の比較
資格勉強を始めるにあたり「独学」「スクール」「通信講座」の比較するべき点を抜き出し表としてまとめてみました。
独学 | スクール | 通信講座 | |
1.内容の理解しやすさ | × | ◎ | ○ |
2.最新の試験範囲への対応速度 | △ | ◎ | ◎ |
3.勉強時間の確保のしやすさ | × | ○ | ◎ |
4.費用 | ◎ | × | ○ |
5.合格までの距離の把握 | × | ◎ | △ |
この内容について、勉強方法別に解説していきます。
※通信講座も独学に含む場合がありますが、それだと独学の範囲が広すぎるのでここでは「独学」「通信講座」で分けています。
「独学」のメリット・デメリット
「1.内容の理解しやすさ」については誤解がないように補足しますが、独学はテキストが悪いから×なのではありません。
「わからない論点があった時にスクールや通信講座と比べて克服しにくい」
という点で×にしています。
独学用のテキストでも非常にわかりやすいものはたくさんありますからね。
「スッキリわかる宅建士」のようにロングセラーで長く愛されているテキストも多いです。
しかし、いくら質が良くても誰でもちゃんと理解できるかといったらそうじゃありませんよね。
宅建では誰でも簡単に受かる試験ではありません。
年に1度しか開催されない合格率15%程度の国家資格試験です。
苦手な論点はすぐに教えて貰える環境で勉強したいものです。
ただ、最大のメリットは費用面です。
独学用テキストと過去問を購入しても5,000円もしません。
どうしてもお金をかけられないという場合は独学ですね。
「スクール」のメリット・デメリット
基本的に1番合格に近づける勉強方法が「スクール」になります。
プロの講師が目の前で授業をしてくれますし、わからない論点があればすぐに聞きに行くこともできます。
与えられたプログラムをしっかりこなしていれば、落ちる可能性が低いのが「スクール」です。
費用は20万円程度かかりますが効果は大きいですよ。
余裕があれば「スクール」に通って勉強するべきですね。
しかし、「スクール」を使いこなせるのは環境に恵まれた方だけです。
その最大の理由が「時間」です。
あなたは普段どれだけ時間的余裕がありますか?
スクールに通う場合は毎週講義のたびに決まった時間に校舎まで向かう必要があります。
通学時間がもったいないのも気になるところですが、開講時間に合わせてライフスタイルを変える必要がでてきます。
あなたは講義のために毎回仕事や家事を切り上げることができますか?
もし講義に欠席してしまう可能性があるのなら「スクール」はおすすめできません。
スクールは講義のスピードは早いです。
毎回参加できる前提ならば、わからない論点は講師に聞くことができるからです。
しかし、毎回参加できない場合は一気にデメリットになります。
「休んだ次の講義では聞いたことのない論点が始まっている」「欠席することで講師に聞くチャンスが少なくなる」等デメリットだらけです。
せっかく高い費用をかけても、メリットを享受できないのはもったいなさすぎます。
上記の理由で「スクール」は時間的・金銭的に余裕のある方だけにおすすめです。
「通信講座」のメリット・デメリット
通信講座のメリットは比較的値段も安くどこでも勉強できることです。
更に言うと、最新の通信講座の多くはスマフォやタブレットに対応しており、どこでも、どんな短いスキマ時間でも勉強できるのが強みです。
それにスクールと違って、常に最高の講師の講義が受けられるのが強みです。
スクールは場所によって講師の質が変わります。
優秀な講師は人口の多い首都圏に集まります。
逆に首都圏から離れれば離れ得る程に講師の質は下がることになります。
その点通信講座はいつでも最高の講師の講義なのでハズレがありません。
※選んだ教材によっては全てハズレになる可能性もあるので比較検討は必須
ただ、価格・理解のしやすさにおいて「独学」「スクール」以下なので中途半端なイメージがあるかもしれません。
しかし、宅建士試験においては「通信講座」が1番効率的な勉強方法です。
宅建士試験では通信講座が1番効率的
ここまで「独学」「スクール」「通信講座」に分けてメリット・デメリットを説明してきました。
結論としては「宅建士試験においては通信講座が1番」です。
たしかに多くの受験生は「通信講座」という勉強方法を選んだことがないので不安がつきまとうでしょう。
これまでの人生で机に座って教科書を開いて勉強する方法しか選んだことがないのですからね。
しかし、机に座る時間がほぼない状況下では、場所を選ばずに効率的に勉強できる「通信講座」が最適です。
実際に合格できるものなのか不安だと思いますがその点は問題ありません。
「通信講座」で合格した人は多くいます。私もその一人です。
また、通信講座の中でも特にスマホやタブレットで音声・動画を使用して勉強ができるタイプの教材が良いです。
なぜなら、宅建士試験は計算問題が少なく、出題されるのは建ぺい率・容積率の計算レベルの中学生でも解ける内容だからです。
音声・動画を使った教材の強みは「ちょっとしたスキマ時間にどこでも勉強できる」ことです。
しかし、その強みには穴があります。
「計算問題には強みが適用されない」ことです。
ちょっとしたスキマ時間って机に座る余裕がないからスキマ時間ですよね?
そのような手元にノートがないような状態で計算問題は十分に解けません。
つまり、通信講座は簿記のような計算が多い試験には向いていないんです。
逆に宅建士試験のように「考え方」を頭に染み込ませる必要がある試験は通信講座が向いています。
まとまった時間に勉強しなくても、スキマ時間に考え方や知識を刷り込むことで確実に点数は上がります。
通信講座の魅力的なポイント
前述した通り、宅建士試験に1番向いている勉強方法は音声・動画講義に力を入れている通信講座です。
余裕があるひとはスクールを選んだほうが良い可能性もありますが、
スクールは20万円程度かかるのに対して通信講座は2~3万円で受講できます。
10分の1程度の金額はかなり魅力的ですよね。
なぜそれほど価格が違うのかというとそれは運営コストの違いです
スクールは多くの講師や事務員の給料、教室の賃料等の運営コストがたくさんかかります。
その点、通信講座は運営コストが段違いに少ないです。
教育にかけるコストが同じでも、運営コストの違いで提供できる価格は全く変わってくるんです。
いつでもどこでも勉強できるスタイル
通信講座の一番の強みは音声・動画講義です。
スクールと違い直接教えることができないからこそ、ここに力を入れています。
スクールにも音声・動画講義をオプションでつけられますが、メインは教室で行われる講義ですので質が劣ります。
音声・動画講義を使うことで普段時間がなくとも勉強時間を十分に確保できます。
実際に使用した方の事例が↓です。
どうでしょうか?これなら無理なく時間を確保できますよね。
やはり、かさばるテキストを開かなくても勉強できるのは便利です。
通勤時間等のなんとなくスマートフォンをいじっていたスキマ時間に試験勉強ができちゃいますからね。
それにテキストを開いていると、あたかも「私勉強してます」アピールをしてしまっているみたいで嫌ですよね。(笑)
また、職場等で勉強していることが周りに知られると、落ちたときに小言を言われることもあります。
私の同僚はそれが嫌で絶対に家でしかテキストを開きたくないと言っていました。
これは職場の雰囲気が悪いのが問題ですが、不動産業界だとよくある光景ですから周りに知られずに勉強できるのはちょっとしたメリットですね。
通信講座の中でも選別は必須
ここまで読んでくれているあなたはわかっていると思いますが、音声・動画講座がない通信講座は絶対に選ばないでください。
そんな通信講座を選ぶなら書店でテキストを買うのと何も変わりません。
また、動画がついている場合でもDVDの場合はあまりおすすめできません。
DVDだとスマートフォンやタブレットで簡単に観れませんよね。
勉強以外の部分で手間をかける必要はありません。
手間をかけずにストリーミングで視聴できる講義にするべきです。
有名な教材でも意外となかったりするんですよね。
通信講座で選ぶべき教材
最適な教材の条件を紹介しましたが、それらを満たす教材は少ないです。
有名な教材でも「いつでもどこでも勉強できるスタイル」を提供できているものは限られています。
多忙な生活を送っている現代人には必須のポイントです。
資格スクエアの宅建講座
まずおすすめするのは資格スクエアの宅建講座です。
もちろんこれまでの条件をすべて満たしていますし、宅建士試験で重要になる「過去問対策」に力を入れています。
↓は資格スクエアの宅建講座のガイダンス動画です。
覆面を被った講師がでてきて、「ふざけているけど大丈夫か?」なんて思ってしまいますよね。
しかし、これは受講者を飽きさせないために工夫を凝らして講義を進めているからこその演出です。
無料講義を受けて貰えばわかると思いますが、実際の講義はわかりやすく重要なポイントを絞って教えてくれます。
ただ、弱点があるとしたら通信講座の中では価格が高めなことです。
安いプランでも4万円超えなので、1度無料講座であなたにあっているか確認した上で検討してくださいね。
スタディング(旧 通勤講座)の宅建士講座
次に紹介するのは「スタディング(旧 通勤講座)」です。
資格スクエア同様良い教材の条件は当然クリアしています。
↓がスタディング(旧 通勤講座)が作られたときの考え方です。
代表取締役の綾部さんが、外資系の企業に勤めていた時期に非常に多忙だった中で資格を取得した際、自身が欲しかったと感じた教材を形にしたのが「スタディング(旧 通勤講座)」です。
「最も良い講座を革新的な低価格で」をモットーに提供しています。
私が特に「スタディング(旧 通勤講座)」が良いと考えるポイントは「pdfテキストがある」ことです。
これまで紹介した宅建士試験における良い教材の条件を満たしているだけでなく、pdfテキストがあることで、電波がない場所でも電子書籍のようなスタイルで学習できます。
インターネットに繋げないと何もできない教材もある中、この使い方ができるのは非常に便利です。
音声講義もダウンロードすることでネット環境がなくとも対応できますし、受講者の立場で考えられた教材であることが伝わります。
残念ながら動画講義はネット環境がないと視聴できませんが、他の教材はネット環境があることを前提としているものも多いのでかなりのメリットです。
ちなみに私も「スタディング(旧 通勤講座)」を使用し宅建士試験に合格しています。
通信講座を検討している方はぜひ選択肢にいれてほしいですね。
おわりに
資格試験の勉強をはじめると途中で教材の変更をするのはなかなか難しいです。
しかし、勉強方法・教材を間違えると、努力した勉強時間をムダにしてしまうのも事実。
私は最適な教材を選んだおかげで最短で合格できました。
あなたが宅建士試験を検討しているなら、この記事を参考にして正しい教材で正しい努力をすることで正しい合格への道を選んでほしいですね。