ハトマークとウサギマークはどのように違っているのでしょうか?
全国宅地建物取引業保証協会がハトマーク、全日本不動産保証協会がウサギマークになっています。
活動内容の主なものとしては違いは大きくありませんが、団体が違っているので違いがいくつかあります。
ここでは、ハトマークとウサギマークの具体的な違いについてご紹介しましょう。
目次
全国宅地建物取引業保証協会と全日本不動産保証協会の概要
まず、全国宅地建物取引業保証協会と全日本不動産保証協会の概要についてご紹介しましょう。
全国宅地建物取引業保証協会は、設立が1967年9月、会員数が約10万社、宅建の免許交付の時期は免許が通知された後、締め日が毎週金曜日で、免許証が次の週の月曜日に交付、運営・関連サイトはハトマークサイトになります。
一方、全日本不動産保証協会は、設立が1972年12月、会員数が約2.5万社、宅建の免許交付の時期は免許が通知された後、入会説明会へ参加すると免許証が説明会で交付、運営・関連サイトはZeNNET、不動産ジャパンサイトになります。
また、事業内容としては、全国宅地建物取引業保証協会、全日本不動産保証協会とも、苦情の解決、弁済、研修、手付金保管、手付金保証の業務になります。
やっていることが同じ団体が二つあるのって微妙ですよね。
入会する場合にかかる費用
入会する場合にかかる費用について、東京都のケースをご紹介しましょう。
全国宅地建物取引業保証協会の場合
本店に入会する場合と支店に入会する場合では費用が違っています。
本店に入会する場合は、項目は以下の通りになり合計すると1,660,640円になります。
項目 | 金額 |
東京本部の入会金 | 200,000円 |
弁済業務保証金分担金 | 600,000円 |
東京本部の年会費 | 6,000円 |
東京都宅地建物取引業協会の入会金 | 700,000円 |
東京都宅地建物取引業協会の年会費 | 48,000円 |
不動産キャリアパーソン講座 | 8,640円 |
東京都不動産協同組合の加入手数料 | 50,000円 |
出資金 | 30,000円 |
賦課金(年額) | 18,000円 |
支店に入会する場合は合計すると1,060,640円になります。
本店と比べると少し安いですね。
項目 | 金額 |
全国宅地建物取引業保証協会の東京本部の入会金 | 100,000円 |
弁済業務保証金分担金 | 300,000円 |
全国宅地建物取引業保証協会の東京本部の年会費 | 6,000円 |
東京都宅地建物取引業協会の入会金 | 500,000円 |
東京都宅地建物取引業協会の年会費 | 48,000円 |
不動産キャリアパーソン講座 | 8,640円 |
東京都不動産協同組合の加入手数料 | 50,000円 |
出資金 | 30,000円 |
賦課金(年額) | 18,000円 |
なお、関連団体の入会金・会費、弁済業務保証金分担金がこれ以外にかかります。
[btn type="color-button01" spsize="spfull" text="全国宅地建物取引業保証協会の公式サイト" href="https://www.zentaku.or.jp/" space="20px" ]
全日本不動産保証協会の場合
本店に入会する場合と支店に入会する場合では費用が違っています。
本店に入会する場合は合計すると1,436,800円になります。
項目 | 金額 |
全日本不動産協会の入会金 | 590,000円 |
全日本不動産協会の年会費 | 39,000円 |
印刷物代 | 2,000円 |
不動産保証協会の入会金 | 130,000円 |
弁済業務保証金分担金 | 600,000円 |
不動産保証協会の年会費 | 15,000円 |
東京都不動産協同組合の入会金 | 50,000円 |
東京都不動産協同組合の年会費 | 10,800円 |
支店に入会する場合は、合計すると744,500円になります。
項目 | 金額 |
全日本不動産協会の入会金 | 327,500円 |
全日本不動産協会の年会費 | 18,000円 |
不動産保証協会の入会金 | 65,000円 |
弁済業務保証金分担金 | 300,000円 |
不動産保証協会の年会費 | 6,000円 |
東京都不動産協同組合の入会金 | 25,000円 |
東京都不動産協同組合の年会費 | 3,000円 |
なお、関連団体の入会金・会費、弁済業務保証金分担金がこれ以外にかかります。
[btn type="color-button01" spsize="spfull" text="全日本不動産保証協会サイト" href="http://tokyo.zennichi.or.jp/" space="20px" ]
どちらにせよ結構な費用がかかりますね。
全国宅地建物取引業保証協会のほうが価格が上ですが、
やはり規模も大きく、知名度もあるので価格設定も強気なのでしょう。
全国宅地建物取引業保証協会と全日本不動産保証協会では手続きが早いのはどちらか?
全国宅地建物取引業保証協会と全日本不動産保証協会のどちらでも、宅建の免許証が交付までは同じ程度の期間と考えていいでしょう。
しかし、例えば、供託金を払う締め切り日が違っている場合もあります。
そのため、宅建の免許証が交付される日が違うこともあるため注意しましょう。
また、入会説明会の日が、一部の全国宅地建物取引業保証協会の支部では決まっています。
そのため、入会説明会に参加できないと、次回の日を待つ必要があり、影響が宅建の免許証の交付日に出ることもあります。
一方、入会説明会は、全日本不動産保証協会では随時実施されているようです。
まとめ
ここでご紹介したように、事業内容についてはハトマークとウサギマークで違いの大きなものはありません。
しかし、規模としては非常にハトマークの方が大きいです。
規模が大きいからといってその分得られる利益は少なそうですが…
入会するための費用としては、本店だけに入会する場合は、20万円程度ウサギマークの方が安いので、規模を気にされない方はこちらのほうを選ぶのでしょうね。
なお、全国宅地建物取引業保証協会と全日本不動産保証協会とも、関連団体の入会金・会費、弁済業務保証金分担金がかかるため注意しましょう。
金額については時期によって変動する可能性があるので参考程度にして、
入会する場合は直接団体に問い合わせてくださいね。