バッジとは様々な意味を持つものであり、中には職業の証明となる重要なものもあります。
しかし、全てのバッジがそうであるとは限りません。
バッジの価値観はそれぞれ異なり、今回ご紹介していく『宅建士のバッジ』も同様です
この記事では、宅建士のバッジの見た目や価格、有効期限などの情報を徹底解説していきます。
目次
宅建士バッジとは?
宅建士バッジは、全宅連傘下の(一財)ハトマーク支援機構が製作・販売を行なっています。
購入条件は宅地建物取引士の資格を取得していることです。
申込書・規程遵守の同意書などの必要書類を揃えた上で宅地建物取引業協会へ持参することにより購入が可能となります。
また、その際には
② 会員の代表者、従業員であることを証明するもの(従業者証明書又は社員証等のコピー)
上記の書類を添付する必要があるので注意が必要です。
販売価格は?
宅建士バッジの価格は、一個当たり4,000円(税込み)となっています。
資格を証明するバッジの中には万を超えるものも多数ありますので、そう考えた場合比較的安目といえるかもしれません。
ちなみに、テレビドラマなどでよく見かける弁護士バッジの購入価格はなんと63,000円!
宅建士バッジの約13倍となっていますので驚きです。
宅建士バッジの見た目は?
では、宅建士バッジの見た目はどうでしょうか?
宅建士バッジのデザインは、思いの他シンプルな作りとなっています。
色はシルバー、形は四角、日本の国家である菊をモチーフにしており、形が四角なのはどうやら土地を表現しているようです。
個人的な感想では、言われないとあまり『菊』というイメージはわかないような気がします。
しかし、全宅連のシンボルである『ハトマーク』は、金メッキのリングに囲まれ印象の強い構造となっています。
あまり派手な装飾されはいませんが、それが逆にハトマークを際立っており「シンプルだけど証明したい事が分かるバッジ」といった外観です。
有効期限はあるの?
宅建士バッジは、別段有効期限があるわけではありません。
そのため、1度購入すれば紛失等が無い限り再び購入する理由もないです。
また、バッジを購入したからといって強制的に付けなくてはいけないわけではありません。
特に罰則があるわけではないので装着するかは自由となっています。
宅地建物取引士の証明とはならない?
実は、宅建士バッジは宅地建物取引士証にかわって宅地建物取引士の証明となるものではありません。
宅建士バッジに有効期限が無いことは、そもそも有効期限を設けるほどの効果が無い事が影響している可能性もあります。
あくまで、外見で『宅建士』と判断できる装飾品といった感じですので、過度の証明性の高さを求めるのは禁物です。
ハトマーク宅建士会への登録
宅建士バッジを購入するためには『ハトマーク宅建士会』への入会が必要となります。
また、ハトマーク宅建士会の会員規約は以下の通りです。
『ハトマーク宅建士会:会員規約』
第1条 会員の登録
1.入会金・年会費は、無料です。
2.本規約を同意の上、会員登録を行なってください。
3.同じ宅地建物取引士登録番号での複数登録は、無効とします。
第2条 会員情報の変更
住所、電話番号などの会員情報に変更が生じた場合は、
「会員登録情報の変更」より登録内容の変更をおこなって
ください。
第3条 会員の退会
会員が退会を希望する場合には、メールにてご連絡ください。
退会手続きの終了後、退会となります。
第4条 本サービスの変更・廃止
一般財団法人ハトマーク支援機構当の判断により、本サービス
を変更・廃止をすることが出来るものとします。
<参考URL:http://www.hatomark.or.jp>
上記規約を見てもらうと分かるとおり、宅地建物取引士の登録番号を取得していれば基本的に、特別な条件等はありません。
また、入会金や年会費がかからないのも嬉しいポイントといえます。
https://takken-dokugakugokaku.com/?p=40
全日本不動産協会のバッジは?
通常不動産業を始めるならば、『全日本不動産協会』か『ハトマーク宅建士会』に加入するのが一般的です。
また、中には「ハトマーク宅建士会にバッジがあるならば、全日本不動産協会にもあるのでは?」と考える方もいらっしゃるのでしょう。
しかし、今現在全日本不動産協会では、ハトマーク宅建士会のようなバッジの作成はおこなっていません。
全日本不動産協会のシンボルマークであるウサギのバッジなどは、可愛くて受けも良さそうなので残念です。
そのため、「宅建士のバッジが欲しい!」という方はハトマーク宅建士会に加入することを推奨します。
また、全日本不動産協会へ加入している場合バッジの購入は不可能となりますので、その点は注意しましょう。
統一された宅建士バッジ
今現在ある宅建士バッジは、ハトマーク宅建士会が発行しているオリジナルのバッジであって、正式な宅建士バッジとは言えません。
そのため、今後ハトマーク宅建士会と全日本不動産協会が、統一したバッジを発行することを期待したいところです。