世間では「割と簡単な資格」「1か月で合格できる!」なんてネタにされたりしている宅建士。
しかし、私みたいに「活字を読むのも久しぶり…」という長らく勉強から離れていた人間にとってはめちゃくちゃハードルが高い試験です。
そうでなかったとしても、学生時代と違い勉強する時間はなかなか取れないので難易度は高いです。
私は本当に久しぶりの試験勉強だったにも関わらず、どうしても3か月で宅建士に受からなければいけない状態でした。
十分に計画を立て「資格スクエア」という独学に特化したテキストを使いなんとか合格できました。
もちろん「独学」で合格できないことはない資格なのですが、
かんたん説明
「スケジュール管理」「スキマ時間に勉強できる優秀なテキスト」
がないと落ちる可能性が高いです。
逆に言えば、この2つだけしっかりしていればまず合格できます。
私の努力の証「宅地建物取引士証」がこちらです↓
宅建士試験の基礎も理解せずにがむしゃらに取り組んでもまず不合格になります。
勉強する時間があまりとれなかったので、相当考え抜き計画を立てた上で実践してみたからこそ出せた内容です。
興味がある方はぜひ最後まで読んでください。
後悔する内容にはなっていないはずです。
目次
独学で合格するためにはスケジュール管理が大切
まず大前提として、独学合格を目指す人は絶対にスケジュールを立てるべきです。
なぜなら、独学の場合は予備校での学習と違い、「あなたの代わりに計画を立ててくれる存在」がいないからです。
ポイント
例えば…
□ 宅建士試験まであと6か月。2か月前には過去問を終わらせよう。
□ 民法や業法は5月までにマスターする。苦手な税法に時間をかけたい。
□ ラスト1か月は山場。予想問題や模擬試験で応用力を身に着ける。
独学で見事合格をつかみ取る人は、いずれも「自分に最適なスケジュール」を作っています。
しかし、初学者だと
注意ポイント
「そもそも、どうやってスケジュールを立てたら良いの?」
と感じる人が大半ですよね。
次項でスケジュールの組み立て方を紹介しますので、初学者も経験者も確認してください。
あなたの状況に合わせたスケジュールを設定して勉強時間を逆算
繰り返しですが、
宅建士は一朝一夕で合格できる試験ではありません。
参考書に取り掛かる前に、まずはあなたが「どの程度の期間をかけて合格するつもりなのか」を頭の中で整理し、逆算してスケジュールを組み立てることが大切です。
かんたん説明
□ 社会人だからそんなに勉強時間をとれない。余裕を持って「6か月」で合格したい。
□ 去年も受験したから基礎はバッチリ。今年は「3カ月~4カ月」で合格できそう。
□ 失業中で時間はたっぷり! 「3か月」で合格する自信はある。
アバウトでも構いません。
まずは全体的な学習期間を見据えて、どれくらい使って合格するのか頭の中でイメージを持つことが大切です。
宅建士の標準勉強時間は300時間
宅建の標準学習時間はおよそ「300時間時間程度」と言われています。
さきほど設定した試験までの期間でこの時間を割れば、1日に必要な勉強時間も見えてきます。
かんたん説明
例:試験まで3か月時間が取れる場合
300時間 ÷ 3か月 = 100時間/1か月 (1日あたり3時間30分)
このように計算することによって1日に必要な勉強時間が見えてきます。
ただ、独学で進めるにあたって怖いのが…
注意ポイント
□ 質問する相手がいないため、理解するのに時間がかかる。
□ 解釈を間違え覚えてしまう。
□ 重要度の低い部分につい深入り。学習プランが崩れてしまった。
これらが独学で勉強をすすめる際に気を付けたいポイントです。
「独学」はどうしても偏った学習になりがちです。
ポイント
これらの対策は、動画講義がセットに含まれている教材を使うことです。
ベテランの講師が重要なポイントを解説してくれるので、教科書のみでがんばるより100倍効率が良いです。
予備校に通った場合は、講師の当たりはずれがありますが、動画講義なら常にレベルの高いの講義ですからね。
特に勧めたいのがスマートフォンで受けられる動画講義を提供してる教材です。
通勤時間等に気軽に受講できるので、ちょっと気になった部分だけ視聴することもできます。
私が使用した資格スクエアもスマートフォン対応の動画講義がセットに含まれているので一度公式サイトを確認してみてください。
科目別のスケジュールの組み立て方
全体の学習期間を定めた後は、個別科目のスケジュール作成です。
宅建は科目ごとの重要度や難易度に差が大きいので、「科目ごとに勉強時間を割り振る精度が合否を決める」といっても過言ではありません。
各科目の重要度
まずは各科目の重要度や難易度を確認してみましょう。
権利関係
民法や特別法からの問題で、毎年14問ほど出題されます。
難易度は高めですが出題数が多いので避けて通ることはできません。
腰を据えて学習できるように勉強時間は多めに見積もりましょう。
権利関係と宅建業法で全体の7~8割程の時間をかけるイメージでいきましょう。
宅建業法
宅建士や宅建業全般を司る「宅建業法」からの出題です。
問題数は20問と非常に多く、難易度も宅建試験の中では最も低い科目と言われています。
かんたん説明
本試験での最重要科目なので、最も時間をかけて学習するべき部分です。
宅建業法と権利関係の出来で合否が決まります。
暗記で対応できる問題が多い宅建業法は絶対に落とさないよう力をいれましょう。
法令上の制限
都市計画法や建築基準法など、難解で暗記部分の多い科目です。
完璧に学習するには膨大な時間が必要なので、出題傾向にポイントを絞った学習スタイルが重要です。
出題数は8問で、年々減少傾向にあります。
税法・地価
不動産取得税や固定資産税、登録免許税等の不動産関係の税に関する科目です。
難しい割に出題数は税から2問、地価から1問と出題数が少ないので、後回しで構いません。
ここに力を入れるなら宅建業法・権利関係をがんばりましょう。
免除科目
どのような学習スタイルをとったとしても、免除科目は一番最後に学習すべき科目です。
毎年5問出題されますが、問題の予測が難しく、無理して学習しても成果は期待できません。
効率が悪いのでこの部分に時間をかけるのは避けましょう。
独学ならこの科目の順番で勉強しよう!
独学は予備校のように決められたカリキュラムに囚われずに、あなたにあったスケジュールを組み立てられるのが強みでもあります。
ここでは例を紹介するので、参考にしてください。
完全な初学者にオススメの順番(合計300時間)
かんたん説明
1、権利関係 → 100時間
2、宅建業法 → 120時間
3、法令上の制限 → 60時間
4、税・その他 → 20時間
宅建士の試験勉強をする上で王道とも言える順番です。
権利関係には民法が含まれているため、法律用語を知らない方でも、学習の過程で「法律の基本的な知識や用語」を身に着けることができます。
培った基礎知識をベースに宅建業法へ学習範囲を広げることで理解を深められます。
これから合格を目指すならこの順番でスケジューリングすることをおすすめします。
法学部出身者にオススメの勉強順(合計300時間)
かんたん説明
1、宅建業法 → 140時間
2、法令上の制限 → 70時間
3、権利関係 → 70時間
4、税・その他 → 20時間
法学部出身者や普段から法律に触れている方の場合、民法に対する基本的な知識は十分かと思います。
全20問出題される宅建業法に特に力を入れることでより合格率は高まるでしょう。
ただし、権利関係は民法だけでなく特別法の知識も問われます。
民法に自信があるとしてもある程度の勉強時間は確保しましょう。
「問題集」よりも大事な「過去問」
宅建試験は大部分が「過去の試験で問われた内容の焼き直し」です。
ポイント
近年の試験では全く同じ内容の出題は珍しいですが、論点は同じというケースは数多く見られます。
宅建試験に効率よく合格するならば、予想問題などの「問題集」より、過去の試験問題を集約した「過去問」を重視するスタイルを取りましょう。
過去問を制する者は本試験を制する
冒頭にて触れた通り、宅建士試験に合格するためには独学・通学問わず過去問中心の学習が大切です。
実際に過去問に挑むとわかりますが、宅建試験は似たような問題が繰り返されていることがわかります。
繰り返し学習を進めるうちに、
かんたん説明
□ 頻繁に問われる部分とそうでない部分が見分けられる。
□ テキストで覚えた知識をどのようにアプトプットすべきか理解できる。
□ 解説を熟読するうちに覚えた知識が自然と引き出せるようになる。
などなど、本試験で欠かせない知識やテクニックが自然と身に付きます。
特に独学の場合は過去問に付属している解説部分が超重要です。
誤って理解している部分や自分では気が付かない弱点を教えてくれる、大切なツールです。
ここでも、動画講義で解説してくれる教材が役に立ちます。
人の脳は五感を使うことでより強烈に記憶されるようにできていますからね。
なんとなく過去問を解いて答えを確認するよりも、声と動きがある動画講義のほうが鮮明に記憶に残りますからね。
過去問を解く順番は?
基本的に過去問は、その日学んだことの知識確認として活用しましょう。
かんたん説明
多くの出版社は科目ごとに過去問を整理しているので、順番通りに進めて行けばOKです。
ただし、テキストを全て学習した後は「本番形式に50問セット」にして解いてみましょう。
本試験は普段の勉強と異なり制限時間がありますから、1問あたり2分で解けるように意識して解くと良いでしょう。
過去問は最低3周 できれば5年分やろう
宅建士試験は過去問が重要な試験ですから、1回やって終わりではもったいないです。
知識が定着するまでの間、何度も何度も繰り返し学習するべきです。
注意ポイント
初学者が独学で合格を目指す場合は、最低でも「3周」する心構えでいましょう。
無論多ければ多いほど良いので、時間がある方は4周5周とチャレンジして見て下さい。
かんたん説明
□ 間違えた部分は必ず解説を読む
□ 問題を解く前に何故正解なのかを心の中で説明する
上記2点に留意して学習すれば、効率が飛躍的にアップします。
予想外の出題でも慌てないほどの知識が身に付くはずです。
ちなみに、過去問は多くの出版社が販売しているものの、大半の問題は「5年分」です。
「もっと古いのもやったほうが良いのでは?」なんて心配は不要です。
あまり古い問題は役立ちませんから、基本的には5年分程度で良いでしょう。
独学合格に必要な勉強時間・勉強期間
宅建士試験に求められる勉強時間は、一般的に「6か月間・300時間」と言われています。
1日あたり1時間30分勉強すれば目標の勉強時間に達しますが、覚えるスピードにも個人差はあるので、不安な方は自分の理解度に応じて期間や時間をふやしましょう。
半年あれば十分に合格可能
宅建は半年の勉強期間があれば、十分に合格できる試験です。
最初の1か月でテキストを読み込み、残りの期間で過去問を攻略していくといいでしょう。
ポイント
過去問を繰り返すうちに、あなた自身の理解度や弱点が見えてきます。
間違えてしまった時は過去問の解説を読んだ上で、1度テキストに立ち返って見て下さい。
次に問題に挑むときは、自然と答えが見えてくるはずです。
最後の2か月は模擬試験も受けよう
十分な勉強期間を設けた方は、段々と過去問では物足りなく感じるはずです。
とくに最後の2か月は学習の仕上げとも言うべき時期なので、過去問から1歩進んで「予想問題や模擬試験」にチャレンジしましょう。
ちょうど宅建士試験勉強の終盤となる「7月~8月」は各出版社から予想問題や模擬試験の問題集が発売されます。
いくつか購入してみて、本試験での「対応力」を身につけましょう。
かんたん説明
☆模擬試験で得られるメリット
□ 初見問題に対する「現場対応力」が身に付く
□ 自身の学習レベルが合格ラインに乗っているかを把握できる
□ 本試験同様の難易度を体感できる
最短合格を目指す場合でも3か月は必要
初学者が宅建試験を短期攻略する場合「3か月」を目標に据えましょう。
通常のテキストでは情報量が多く全貌を把握するのが難しいため、短期合格者向けのテキストは必須です。
かんたん説明
☆短期合格向けテキストの特徴
□ 要点のみに絞ったテキスト記述
□ レアケースとなる問題はカット
□ 読み込みと同時に練習問題で知識を定着
□ 動画講義で理解を深めてくれる
最近は忙しい現代人のためか、こうした短期合格者向けのテキストの販売も増えています。
スマートフォンやタブレットでいつでもどこでも勉強できる仕様になっているのが特徴ですね。
必要な部分にだけ最適化したコンパクトな仕上がりになっているので、努力次第で十分に合格は可能です。
宅建試験は年に1度しか行われない国家試験。
「3か月しかないから諦めよう」と考えるのはあまりにも勿体ない話です。
1か月合格は無謀だがそれでも合格したいなら
残念ながら、普通の人が宅建試験を1か月で合格するのは非常に難しいです。
ネット界隈では「ぼくは1か月で合格しました!」などと根拠のない口コミも目にしますが、このような情報をアテにして1か月合格を目指すのは無謀です。
第一、その人が本当に1か月しか勉強していないという保証はどこにもありません。
無理を承知でそれでも合格したいなら
それでもあえて1か月合格にチャレンジする場合、やはり短期合格者向けのテキストで勉強するしかありません。
多くは3か月学習用のものですが、休日を駆使して他人の3倍のペースで勉強を進めることで、理論上はカリキュラムを全うできます。
ただし、人間の頭脳は「覚えて忘れる」を繰り返すことで、はじめて知識が定着します。
1か月と言う勉強時間は知識の固定化を行うにはあまりにも短すぎるため、例えカリキュラムを全うしたとしても、合格の可能性は低いでしょう。
どうしても目指すなら、3か月で合格を目指す受験生と同じテキストを三倍の速さでやるしかありませんね。
動画と音声を使った学習が独学合格には重要
独学で合格を目指すなら、「動画講義」「音声講義」を使った学習が重要です。
これらを使いこなすことが独学合格の必須条件といっても良いでしょう。
ポイント
独学で合格を目指している受験生は、資格予備校に通っている受験生に比べて、圧倒的にインプットの質が劣ります。
人間は五感にたくさんの刺激があると記憶の定着率が上がります。
かんたん説明
独学者の多くはテキストを読むだけのインプットです。
しかし、それでは知識が脳に定着しにくいのです。
もちろん繰り返すことで定着率は上がりますが、インプットの質が低いと繰り返す回数が必然的に増え効率は低下します。
一方、資格学校で講義を受ける場合は生の講義が受けられます。
生の講義で「視覚」「聴覚」を駆使して勉強するためインプットの質は当然高くなりますね。
重要なポイント
それを補うのが「動画講義」「音声講義」です。
独学で勉強する場合はインプットの質が低くなりがちですが、「動画講義」「音声講義」を使うことで資格予備校に対抗できる高い勉強効率となります。
独学で宅建士を目指すのなら、「動画講義」「音声講義」がある教材を選びましょう。
独学で合格するために必要な費用は4~7万円
独学で勉強する場合は資格予備校よりもかなり費用が抑えられます。
上記の条件を満たした安価な教材は「アガルート」です。
アガルートなら39,800円あれば受講できます。
資格予備校のTACに通学した場合15万円以上するので破格の費用ですね。
もちろん安かろう悪かろうなのではなく、これにはきちんと理由があります。
TAC等の資格予備校は、たくさんの校舎の賃借料等の維持費・事務員の給料のような、
ポイント
講義・教材の提供には直接関係のない費用が多く含まれています。
「アガルート」「資格スクエア」のような校舎を持たない教材は、それらの固定費がかからない分教材を安く提供することができます。
そう考えると大手予備校でも、無条件に選ぶのはもったいないことに気づきますよね。
あなたに合ったスタイルはどちらなのかよく検討してみましょう。
実際に独学合格するために使ったオススメ教材
世間で独学合格した人は書店で購入した教材で合格したパターンが多いです。
しかし、少しでも効率的に・短期間で・確実に合格を目指すのなら「資格スクエア」がオススメです。
クラウドワークス上で宅建士に独学合格者にアンケートを取ったところ、「アガルート」「資格スクエア」のような「動画・音声教材」を使って合格している人はかなり増えています。
非常に忙しい会社に勤務していたので机に座って勉強する時間がとれなかったので、
スマートフォンやタブレットで勉強できる教材が必須でした。
合格体験記でもその内容に触れているので、気になる方はぜひ読んでくださいね。