実家の稼業を継ぐ準備のための宅建士受験
私が宅建士受験を始めようと思ったのは、実家の稼業が関係していました。
両親は不動産賃貸の仲介業を営んでいました。
小さい頃から親の仕事を近くで見てきたこともあり、小さいながらも、会社を営んでいるのに凄さを感じていました。
大人になってその会社を継ぐかはともかくとして、自分も両親のように自立した人間になりたいと思い、宅建士受験を受けることにしたのです。
周りにも同じように宅建士受験を考えている人達がいて、ほとんどは親の稼業を継ぐために取るようでした。
私はその時、そこまで先のことを考えていませんでしたが、両親がいつか歳をとり、働けなくなってしまうことを考えると、やはり将来必要になってくる資格だとも思ったのです。
両親にも宅建士受験を受けることを伝え、私の気持ちを尊重してくれた二人は、陰ながら応援してくれていました。
金銭的な問題から完全独学で受験勉強をすることに…
受験を受けるまわりの人達はスタディング(旧 通勤講座)を利用していたと思います。
それが合格への一番の近道だからです。
教材もとても評価が良く、合格率も高いです。
ですが一つ難点があるんです。
それは、お金がかかること。
当時私は一人暮らしをしていて、とても通信講座を使うほど、お金に余裕なんてありませんでした。
なので、以前宅建士を受けたことのある先輩から教材を借りたり、自分で資料などを探して、ほぼ手探りで勉強していました。
手探りなので試験ではどういった内容が出てくるのか、ほとんど予想がつかなかったです。
それが一番の不安であり、大変だった部分でもあったと思います。
幸い、私の先輩は宅建士受験の経験者だったので、わからないことは先輩によく聞いていました。
受験に悩んでいた頃、本当によく助けていただいた方で、この人がいなければ、合格はまず無理だったと思います。
3度の宅建士受験
試験会場では想像していたよりもたくさんの人が来ていました。
教室は静まりかえっていて緊張感が漂っていましたね。
試験は全部で50問。
「始め」の合図で、私は解ける問題からどんどん書き進めていきました。
問題の問いには「正しいか」、「誤っているものはどれか」などの問いがあります。
そして問題の中にはひっかけもあるんです。解いていくうちにだんだん混乱してくるんですよね。
本来はちゃんとした参考書などをしっかりと読んでいれば解ける問題なのかもしれませんが、私の持っていた参考になる資料は1冊くらいしかなかったので、わからない部分はほとんど勘で解いていました。
ちなみに、合格ラインは決まっていて、32点~36点位の70%前後の点数以上で合格となります。
結果は不合格。
そして2回目の受験でも不合格。
結果はあと1点か2点で合格というところでした…
3回目の受験でなんとか合格!
いまでもあの試験を思い出すと緊張で押しつぶされそうになります…
宅建士受験をこれから受ける予定の方へ
今回私の場合、独学でどうしてもわからない部分は先輩の力を借りて勉強していました。
ですが、はやく合格したいと考えている方はやはり通信講座をやるのが一番いいかと思います。
受験に必要な部分の要点を抑えることができますし、時間を無駄にせずに効率よく受験勉強できると思います。
講師の方もその道のプロの方ですし、有名な方もいらっしゃるので信頼性があります。
実際私の知り合いのほとんどは通信講座を利用していて、皆一回の受験で合格していました。
周りが使っていた教材は「スタディング(旧 通勤講座)」、「らくらく宅建塾」、「ipad宅建」や「DS宅建」などさまざまです。
経験上1点2点の差で2回も試験に落ちるとかなりキツイです。
3回目でようやく合格できましたが、正直もう二度とあんな思いはしたくありません。
多少お金はかかっても、一番最短な方法で合格することができるなら、それをフルに使ったほうが一番いいですよ。
管理人「はるめりR」からひと言
教材を借りたり自分で調べながら受験をする…
根性が桁違いの方ですね。
しかし、多くの人はこの方法だと合格より先に諦めが来てしまうのではないでしょうか?
少なくとも私はちょっとマネできないです…
金銭的に余裕がなかったとしても、少し無理をしてでも教材を購入して、1年で合格する方法を私はおすすめします。
不動産業界に勤めていれば、宅建士の資格手当が貰えればすぐに教材代なんてチャラになりますからね!