男性が多いイメージがある不動産業界。
実は最近不動産業界で働く女性が増えてきています!
今回は実際に不動産業界で働く女性が執筆しています。
宅建士に興味がある女性はぜひ読んでください。
宅建女子大活躍!不動産業で就活中♪
宅建といえば、不動産業で働くための必携資格。
不動産業界は常に宅建士を求め続けているので、就職や転職にとっても有利に働きます。
もちろん、「宅建士」は就活中の女性にも大人気。
☆子育てが落ち着いてきたから、そろそろ再就職したい
☆旦那の給料が安くて不満。たくさんお金を稼ぎたい
☆将来を考えると肉体労働は不安。ホワイトカラーに転職したい
こんな悩みをお持ちの方。不動産業なら叶います!
今すぐ宅建士の取得、目指してみませんか?
不動産業に女性ってどうなの?
不動産業に就職する女性の立ち位置をざっくりとお伝えすると、
「大半の女性は賃貸系の不動産業に就職。もちろん事務職も大人気」
といったところです。
不動産業界には、主に戸建て住宅や分譲マンションなどを取り扱う売買系不動産業と賃貸アパートや借家などをメインに扱う賃貸系不動産業に分別されます。
賃貸系不動産業では、営業職を含めた様々な職種で女性が活躍する一方、売買系不動産業で営業職を引き受ける女性は少数派です。
必然的に賃貸系不動産業は、多くの女性に人気と言えます。
ブランクあるけど大丈夫? ~転職は資格や経験でアピールを~
就職や転職を希望する方にとって、「その会社に入りやすいか、入りにくいか」はとても気になるポイントですよね。
不動産会社の就職面接は、宅建士だから誰でも入れるという甘いものではありません。
扱う商品が高額ですから、基礎的なビジネスマナーやPCスキルは当然求められます。
面接時にはこれまでの職歴と関連付けて、そのあたりをアピールして行くと良いでしょう。
とは言え、不動産会社は宅建業法により以下のルールを守らなくてはならず、「宅建士をできるだけ確保しておきたい」と願っています。
「宅建士」を持つことで、就職採用に有利なことは間違いありません。
「宅建士」に関する不動産業のルール
1.不動産会社は「事務所」ごとに必ず1名以上の「宅建士」を設置しなければならない。
2.「事務所」で働く従業員5名ごとに1名以上の「宅建士」を設置しなければならない。
3.不動産の契約書は「宅建士」の記名及び捺印が必要。
4.不動産会社が契約前に交付する重要事項説明書は「宅建士」の記名捺印が必要。
5.上記の重要事項説明を行う者は、必ず「宅建士」でなければならない。
いかがでしょう。この5つの規制は、誰が読んでも厳しいものだと感じませんか?
不動産会社が営業を行うには、宅建士に関してこれだけ多くのハードルをクリアしなければなりません。
宅建士はただの名誉資格ではなく、不動産業にとって欠かすことのできない「重要な資格」なんですよ。
宅建士ってどんな仕事内容? ~最前線営業から人気の事務まで、徹底解説~
宅建士の仕事内容は、原則として「普通の従業員が行うものと変わらない」と覚えておきましょう。
つまり、営業職に配属されたら営業成績を上げなければならず、事務職ならば一般事務に加えて物件管理や家賃回収も仕事の範囲です。
また、どの職種で働くにせよ共通して言える事として、メインとなる業務がこなせなければ宅建士としても認められません。
資格さえ取ればOKといったものではないんです。
賃貸営業は女性に人気!お仕事内容を大紹介♪
不動産営業職は、私たちがお部屋を借りる時に自分にあった物件をしてくれる人です。
賃貸業界では女性の営業職もかなりいます。むしろ、女性の方が多い事務所もありますよ。
さて、賃貸営業のお仕事の内容は、以下の通り。
1.来店したお客さんからヒアリング
2.希望条件を満たす物件を選別
3.実際のお部屋まで案内して魅力を伝える
4.気に入ってくれた物件の契約を締結
私たち自身がお部屋を借りに行った時、どんな流れで契約が進んだかを思い出すと、イメージしやすいはずです。
つまり、営業職は基本的にお客さんの相手をして契約を結んでもらうわけですね。
重ねて言いますが、「賃貸業界の営業職は女性に人気」です。
賃貸物件は売買不動産と比較して取引金額が小さいので契約まで結び付けやすく、初心者でも比較的容易に業界に入っていける点がポイントなんですよ。
また、賃貸物件のお客さんは年齢層も学生~高齢者までと幅広いので、営業経験が無い方でも様々な相手に対する営業スキルが身につくのもメリットです。
大人気宅建事務!気になる仕事内容は?
コンビニでジュースを売った時と違い、不動産は契約後もお客さんと付き合い続ける必要があります。
宅建事務のお仕事内容はまさにこの部分で、「営業職が持ってきた契約の維持」がメインです。
また、契約可能な物件を把握する「空室管理」や、他の業界と同様の「一般事務」もありますよ。
宅建事務は、もちろん女性に大人気です。
不動産業ならではの事務のお仕事一例
「支払い請求」→家賃の滞納をしたお客さんに対して行う。場合によっては訴訟も。
「クレーム対応」→隣の人がうるさいなどのクレーム対応。対処方法はケースバイケース。
「空室管理」→どのお部屋が入居者を迎えられる状態かを管理。清掃済とか契約済とか。
「一般事務」→見積もりや領収などの作成。他の業界の一般事務と同じ。
大きな企業であれば部署を細分化して、それぞれ専属の事務員を配置します。
しかし、小さな会社ではこれらを一手に引き受ける場合も珍しくありません。
そのあたりの組織図は会社によってまちまちですから、心配な方は面接時に確認しておくと良いでしょう。
要注意!繁忙期は事務職も営業に
不動産業独特の風習として、「繁忙期は事務職でも営業しなければならない」というものがあります。
例えば、大学新入生が一斉に物件探しをする時などの事態が発生すると、通常の営業職だけでは対応しきれません。
この場合、たとえ事務職であっても営業を行う事が求められます。
お客さんを車で案内するところまでしなければならず、「事務だから物件の案内しなくてもいいや」とタカをくくっていると、痛い目に逢うでしょう。
ちなみに、売買系不動産業の事務員は、このようなシフトチェンジはありません。
専属事務となるケースが大半です。
宅建女子の給料は?労働環境あれこれ
不動産業は基本的に女性であっても「稼げる」業界です。
売買と賃貸を比較すると売買不動産業の方が圧倒的に稼げますが、賃貸不動産業も有資格者には「宅建手当」が付くなど、給料面では比較的恵まれています。
結構高額。宅建女子の台所事情。~賃貸編~
不動産会社は大半は、宅建有資格者を対象に「宅建手当」や「資格手当」などの名目で給料に上乗せの手当を支給しています。
付与される金額は会社によってまちまちですが、月換算で「1万円~5万円」の範囲で設定するケースが大半です。
金額的には小さいものの、資格手当は月ベースで上乗せ支給されるので、入社直後からその恩恵を実感する事ができるでしょう。
なお、宅建手当は事務職にもつく場合が多いです。
営業職のみならず、事務職にもメリットある資格なので、是非取得を目指しましょう。
ボーナスがない不動産会社は存在しない…はず
不動産会社は営業職の士気を盛り上げるため、その大半がボーナスを支給します。
私は学生の頃からアルバイトで営業をしていましたが、アルバイトすらボーナスが支給されました。
支給金額は本人の営業成績や会社の経営状態によりけりですが、世間を見渡せばボーナスゼロの会社なんていくらでもありますよね。
その点、不動産業界はそれなりの成績を残していれば大抵数十万円~100万円近く(夏冬合算)出ますから、宅建女子としては非常に嬉しいポイントです。
不動産業界でがっつり稼ぎたい貴女へ~売買編~
女性の中ではかなり少数派ですが、売買系の不動産業界にチャレンジする方もいます。
売買系不動産業のメリットは「給料の高さに夢が持てる」点です。
賃貸物件と比べて契約の締結が難しく、激務になりがちという欠点がありますが、成約数次第で相応の給料を手にすることができるんです。
では、売買メインの会社の給料はどれくらいでしょう?
実は求人情報を見ていただいた方が正確なのですが、中途採用を対象とした多くの会社では「給料25万円~40万円」程度が多いようです。一般企業より少し多い程度でしょうか。
ただし、売買不動産業の魅力は月給ではありません。
歩合制の脅威。旦那超えは当たり前!
売買不動産業の最大の魅力は、「営業成績による歩合制」です。
売買不動産業は賃貸業界と異なり、年収800万円~1200万円以上という方も珍しくありません。
また、実力主義なので女性差別が無く、平等に給料を受け取る事が可能です。
実際、宅建女子の中には夫の給料をはるかに上回る「旦那超え」を達成した方も。
男性中心の厳しい世界ですが、チャレンジする方は頑張ってみるのも良いでしょう。
おわりに
はじめて不動産業に飛び込む女性には、断然「賃貸系不動産業」がオススメです。
不動産に対する基礎的な知識を深めながら、業務に必要なスキルを身に着ける事ができます。
職種に関しては、営業職か事務職かは業務内容や給料等で決めましょう。最終的には、好みによります。